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世界に必要な松の存在
マツタケが絶滅危惧種に加わり世界各地でマツタケが取れなくなっていることは
世界各地において松が減少傾向にあることを示されています。
かつて日本の民間人が松林を絶やすまいと全財産を注いだり
多額の資産をかけてまで松を守ろうと力を注ぎ続けた時がありました。
しかし現在はその時以上に松が減っています。
松は荒地に生息する為、森林が増えれば松は減少するという人もいますが、
森林を増やす一方で松林も増やさねばならず、
万が一、日本の松が滅びることがあれば国が滅びるという言葉は
決して大袈裟な話ではないでしょう。
修験者や修行僧の修行食としてだけでなく多くの人が松を神のように拝み、
大切にしたのはあらゆる病から助けられただけでなく、
昔の人は五感に頼った生活の中で現代よりも五感が鋭く、
松の不思議な力を知る人が多かった為、松がどれだけ人やその地を
守ってくれているかを感じ取っていたからではないでしょうか。
次の世代の為にも松は決して絶やしてはならず、現在低迷する物事が
起こり続ける中で、松林を増やしていくことは日本を救うことになり、
世界を救うことにもなるのです。