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災害時の次元高き行動
台風19号によって、いたる所の川が氾濫し
長野市豊野町の介護施設でも1時間という短い時間で1階が完全に水没。
その施設には、約280名の高齢者が居たが全員無事で怪我人も出さなかった
その対応は素晴らしき行動あってのことでした。
5段階の警戒レベルのうちレベル3に当たる避難情報が出た段階で、
1階の入居者を避難させ、浸水が始まる前に全員を2階に運び込み、
周囲の水が引くまで孤立状態となった期間も停電と断水の中、
懐中電灯だけで入居者を介護し続け、その対応の早さと心の温かさで
全員の命を護り抜いた。
災害派遣医療チームによってほとんどの入居者が他の施設に移されたが、
この施設では、以前から訪問診療も行なっており、
施設が無惨な状態であるにも関わらず、2日後には訪問診療を始め、
元居た入居者を以前の環境に早く戻してあげたいと瓦礫を片付け、
ひたすら動き続けている。
この施設の避難の早さに近隣住民も早期に避難したことで無事だった。
災害後の行動と言葉には後ろ向きな姿勢は1ミリも感じられない。
その逞しさと他人の心情を気遣う次元の高さは、このような災害に
直面した時でも光り輝き、周りの人をも照らす光明を放っている。