海の神、河口の神

 

 

海の神

 

大綿津見神(おおわたつみのかみ)は、

伊邪那岐命と伊邪那美命の間に8番目に生まれた海を司る神であり、

水田の水も司る地上の水の支配者でもある。

 

漁業の守護神として祀られ、豊玉毘売(とよたまびめ)の父でもある。

大綿津見神を祭神として祀る神社は少なく、娘の豊玉毘売命が海人として

多く祀られている。

 

 


河口の神

 

速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)と速秋津比売神(はやあきつひめ)は、

伊邪那岐命と伊邪那美命が、大綿津見神の次に生んだ神で、水戸の神である。

水戸とは川が海に流れ込む河口のこと。


二柱は、海や水に関わる神々を生む。

 


海の泡を表す男女神

沫那芸神 (あわなぎのかみ)

沫那水神 (あわなみのかみ)

 


水面を司る男女神

頬那芸神 (つらなぎのかみ)

頬那美神 (つらなみのかみ)

 


農業用水を司る水源の神

天之水分神 (あめのみくまりのかみ)

国之水分神 (くにのみくまりのかみ)

 

 

 

自然の神々の誕生によって日本の国が造られていく。